日々の静穏

 
 
 
静穏の時間をモノクロームで 
 
 
 
 
 
 

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  --:-- | スポンサー広告 | Top
 
 
 
 

Portraits of My Cameras #01 - Leica M3 & M2-R

Portraits of My Cameras #01



この2台は、私の晴れカメラ。
ただし、持って行ったら晴れるのではなく、晴れたら持って行くカメラです。

晴れた日は露出計がない方が良い。
下手に露出計があると、無視するつもりでも、つい気になって、チャンスを逃してしまう。

私の場合、ISO 100 のフィルムで、順光なら 1/250 で F8半。
陽が蔭って影が消えたら、1/125 で F4半。
その間は勘で調整。
影がなくて日陰ならさらに1〜2段絞りを開く。
逆にどピーカンなら絞りは F11 か F11半。
後は、状況に応じてテキトーに微調整。
400 のフィルムのときは、絞りは同じで、SS を2段上げます。
ライカだと、ちょうど 1/1000 までに収まる算段。
・・・これで露出がはずれることはあまりありません。

さて、今日のカメラは、Leica M2 と M3。
当然、露出計はありません。

M2 は、ちょっと変わり種で、正確には M2-R というモデル。
1967年に M2 の生産が終了し、M4 の販売が始まった後の1969年から翌70年まで、2000台だけ生産されたそうです。
オリジナルの M2 との相違はフィルムの装填機構で、M4 から現行銀塩モデルまで続くラピッド・ローディング機構が採用されています。
(今や、「ラピッド=迅速」とはいい難い機構ですが。)

M3 は、以前にも登場しましたが、1957年のモデルで、ダブルストローク、ドッグイヤー、倍数表示という組み合わせ。
実に使いやすいカメラです。

もっとも、ダブルストロークの M3 と シングルストロークの M2-R は、どうしても撮影テンポが違ってくるので、カメラを持ち替えた瞬間は戸惑います。
M3 から M2-R のときは、ストロークが浅くなってしまい、逆のときは、1回で巻き上げようとしてしまうわけです。
これだけが、小さな小さな悩み。

テンポを統一するには、小刻み巻上げをするか、カメラを変えるしかありません。
小刻み巻上げは、どうもリズムがつかめないので、しっくりくるのは、カメラの機構を統一すること。
ダブルストロークのリズムは大好きなのですが、M2 にダブルストロークのモデルはないはずなので、シングルストロークの M3 を買おうかなぁ、と考えて幾星霜。
今の M3 がとても良いし、まぁ、大して困っている訳でもないので、踏ん切れずにいますが、M3 がずいぶん安くなってきたので、そろそろチャンスかな。
私は、M3 が製造された最後の年に生まれたので、その年のモデルを探そうかと思ったりしていますが、幸か不幸か、これがなかなか出てきません。

レンズは、M2 には初代ズミクロン 35mm で、M3 には F2.8 のエルマー 50mm。
どちらも、ほとんど着けっ放しのレンズです。

ファインダーをのぞけば分かるのですが、M3 は 50mm のために、M2 は 35mm のためにあるカメラだと思っています。
さらに、デザイン的美しさを考えると、個人的には、この写真の組み合わせが最高だと思ってしまうわけです。

というところで、レンズの話はまた今度。
このカメラのポートレート、ときどきシリーズで出して行こうと思います。



スポンサーサイト
Genre : 写真  Theme : モノクロ
 
 
 
 

光霊

光霊




このブログに出てくる35mmのズミクロンの表記には、ASPH. がついたものと、ついていないものの2種類があります。
ライカユーザーの方には言わずもがなですが、ASPH. がついているのは非球面レンズを使った現行モデル。
感動的に良く写るレンズです。

ついていないほうは、最初の35mmズミクロンで、「8枚玉」と呼ばれているモデルです。
レンズが8枚使われているから「8枚玉」というネーミングで、その後の球面レンズモデルである「6枚玉」や「7枚玉」と区別されています。

8枚玉は、一時期神話化されていたレンズ。
確かに工芸品的に作りがよく、写りもとても緻密で穏やかなのですが、使ったからといって、何か特別すごい写真が撮れるわけでもありません。
当たり前ですね。

このレンズを気に入っているのは、コントラストを保ったままフィルムのラティテュードが広がるように感じるところ。
ラティテュードが広いと、コントラストが落ちて眠くなりがちなのですが、そういうこともなく、同じフィルムを使っていても、ハイライトもシャドーもよく粘ってくれるように思うのです。
古いライカのレンズ全般の傾向かもしれませんが、特にこのレンズは、コントラストとラティテュードのバランスは絶妙ではないかと思います。
アナログプリントでも、デジタル処理でも、扱いやすいネガを作ってくれます。

もうひとつは、すごく指のかかりが良いフォーカスレバー。
これを真下に持ってくれば、2メートル。
頻繁に使う距離を基準にフォーカスを考えることができます。

弱点といえば、現在のようなコーティングがない時代にレンズを8枚も使っているので、フレアやゴーストが発生しやすいことでしょうか。
今日の写真、フードをつけずに逆光で写したら、こんなことになりました。
絞りは、F11くらいだったでしょうか。

まぁ、現代のレンズでは、なかなか撮れない写真、ということもできますね。



Genre : 写真  Theme : モノクロ
 
 
 
 

坂の街

坂の街



つい先日 OM-4Ti 礼賛記事を書いたと思ったら、オリンパスが OM-D を発表。
スペックを見ると、「スポット測光 ハイライト/シャドーコントロール」の文字が。
写真を見ると、軍艦部レリーズのすぐ横と背面の2カ所にファンクションボタン。
もしかして、OM-4 のデジタル版として使えるか。

マイクロフォーサーズということは、アダプタさえあれば、かつての OM 用レンズはもちろん、ライカでもツァイスでも OM ボディにくっつくってこと?
ズミクロンやビオゴンをつけた OM・・・。
たまらんなぁ。

デザインは、OM シリーズを意識しているものの、いまいちか。
ペンタ部は、E シリーズ風で、かつての OM 一桁シリーズで唯一かっこ悪かった OM-2SP と似ているような。
それから、なで肩の OM ってのも好みじゃないなぁ。
まっすぐシャープな軍艦部が最高にかっこよかったのに。

PEN で復刻ブランドの味を占めただけなのか、本当に OM の名に恥じないカメラなのか。
とにかく、楽しみです。



Genre : 写真  Theme : モノクロ
 
 
 
 

凍る樹

凍る樹



寒いですね~。
峠は越えたのでしょうか。


このブログの写真で、間違いなく登場頻度上位にあがる Zeiss Ikon
数少ない現行の35ミリレンジファインダー機のひとつ。
Mマウント互換のため、装着できるレンズは無数にあり、また、一緒に発売されたカールツァイスのレンズも素晴らしい。
多分、名機として日本のカメラ史に残ると思います。

ところが、このカメラ、生まれた瞬間からライカと比較される宿命にあります。
確かにライカほどの高級感はないのですが、値段が数倍違うので、それは言っても仕方ない。
一般の基準なら、操作感触は悪くはないし、議論はあるものの、ファインダーでライカを上回っていることは間違いないでしょう。
(ライカより頻繁に調整が必要になるという問題はあるようですが。)

趣味色が強いマニュアルレンジファインダーであるというだけで評価水準がライカまで跳ね上がるのは、気の毒な話です。
当然メーカーも分かってのことでしょうが、値段的には、中級機とフラッグシップの比較のようなもの。
結論は、分かりきっています。
(ライカは、他のカメラとの比較でけなしちゃいけないカメラになっているし。)
本来、このカメラは、このカメラとして評価すれば良いのであって、あまり意味のない比較なんですよね。


・・・でも、分かっていても、私も、やはり、どーしても、比較してしまいます。

個人的には、巻き上げの感触とかは大した問題ではないのですが、ライカと比較して一番気になるのは、ホールディングというか、レリーズのときの安心感のようなものの違い。
ライカには、シャッター時に、「ぶれてない」という安心感があるのです。

原因はよくわからないのですが、ライカの方がぐっと重いこと、シャッターのショックが小さいこと、両側の丸みが手になじむことなど、いろいろあると思います。

といっても、ライカのぶれにくさというのは、なかなかこれ以上はない、というレベルで、Zeiss Ikonが他のカメラと比較してだめな訳では全然ありません。
機構上、一眼レフと比べたらショックは遥かに少ないですし。

さらにいえば、カメラが軽いのは本来メリットですし、シャッターのショックは1/2000のシャッタースピードとの引き換えとしては十分に小さいといえるのでしょう。

あくまで、私がライカを使う最大の理由がライカの安定感にあるので、気になってしまうだけの話。
ライカ(銀塩)にも、安定感に伴う重量、旧態依然のシャッタースピードなど、トレードオフがあります。
安定感は、ライカの美点であって、Zeiss Ikonの欠点ではない、ということなんでしょう。

まあ、ライカ並みの安定感を求めるのは、Zeiss Ikonをすごく気に入っているが故の高望みなんですが。


Genre : 写真  Theme : モノクロ
 
 
 
 

Everybody's watching you!

Everybody's watching you!



今日の写真とは全く無関係な失敗談義の続き。

先日書いたように、不用意なマニュアルとオートの切り替えは失敗の原因になるのですが、その切り替えをシームレスにできるすばらしいカメラがありました。
オリンパスOM-4。
軍艦部左の巻き戻しクランクの横に、オートとマニュアルの切り替えスイッチがあるのです。

それだけのことなんですが、実際に使うと、これが素晴らしい。
絞り優先オートのカメラだと、マニュアルからオートに切り替えようとすると、たいていシャッタースピードダイヤルをくるくる回すことが必要で、スナップでは間に合わない。
最近のフルオートのカメラでも、液晶表示を見ながら、何かボタンを押してダイヤルを回す、というものが多く、やはりとっさの切り替えは無理。

ところが、OM-4だと、左手でパチンとスイッチを切り替えるだけ。
カメラを構えながらでも瞬間的に切り替えができます。
で、平均測光が活きる順光はオートで撮影し、オートが騙される逆光になったら、パチンとスイッチを切り替えてマニュアルで撮る。

OM-4のオートは絞り優先なので、オートとマニュアルの違いは、シャッタースピードを自分で決めるかカメラが決めるか。
シャッタースピードの設定は、オートではカメラが無視し、マニュアルで効いてくる。
だから、逆光時のシャッタースピードを前もって設定しておけば、マニュアルに切り替えても、後はシャッターを切るだけ。
要するに、順光でも、逆光でも、「押すだけ」になるわけですね。

しかも、露出を確認したければ、OM-4にはスポットボタンがあります。
押したら一発で、逆光で役立つスポット測光。

これより素早く状況に応じた適正露出を得られるカメラ、なかなかありません。

このシステムで、どうして失敗が減るかというと、感覚的には、マニュアルの一部のようにオートが使えるからだと思います。
頭の中はマニュアルモードのままでいられるので、勘違いしにくいというわけですね。
(慣れの問題かもしれませんが。)

OM-4のこの使い方は、学生時代だったか、もうずいぶん昔に(生産中止になってからでも、来年で早10年!)雑誌で読んで知りました。
子供の頃からOMユーザーの私にとってはまさしく目ウロコ的衝撃で、その後、私の定番スナップカメラは長くOM-4(Ti)でした。

ついでにいうと、機能面もともかく、このカメラ、デザインがめちゃくちゃかっこいい。
中年が一眼レフをぶら下げるのは、今ひとつ様にならなくて嫌なのですが、OMだと、ライカを持っているのと変わらない。
すごくコンパクトでありながら、凝縮感たっぷりで安っぽさは微塵もない。
ライカを持っているぞ、というようなスノッブな嫌味もない。
個人的な好みの問題ではありますが、OMシリーズは、持ち歩く姿まで含めて考えると、国産一眼レフの歴史上最高のデザインではないかと思います。

というわけで、べた褒めになってしまいましたが、OM-4Tiは本当に名機だと思います。

ちなみに、中古で買う場合、初期のOM-4は電池の寿命が異常に短いので、チタンになってからのものがお勧めです。


Genre : 写真  Theme : モノクロ
 
 
 
プロフィール
 

teakwood

Author:teakwood
*
関西在住の2児の父です。
基本は銀塩モノクロ
ちょくちょくデジタル
たまにリバーサル
でもカラーネガも捨てがたい
よろしくお願いします!
*
リンクフリーです。

 
 
 
 
 
 
Best Selection
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
メールフォーム
 

名前:
メール:
件名:
本文:

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ブログ内検索
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
あし@
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。